こうして仕事相手を見極めております(ニヤリ)
「少数派の意見」は確かに面白い!
連載記事でお世話になっております某メディアの敏腕編集担当、静香さん(仮名)によると、最近こうお話ししたドクターがいらっしゃったそうですよ。
データのマジョリティが生き方の正解ということはなく
外れ値にこそ意味がある。
100名中のたった2名くらいの回答が
じつは解決の糸口になることがあって面白い。
確かに、一見「王道」から外れている、人と違う視点で成功している人の型破りな言葉は大変魅力的で、
そこから新たな道が開けそうになることもあります。
私は、
いったんマジョリティを知った上での、あえての少数派の回答であれば、意味ある外れ値になる、と考えています。
ブログでもその辺り意識して書いてますね。
しかし、
「型破り」でも認められる人間と、単に「常識がわかっていない」と片付けられちゃう人と、どこから、何が違うのでしょうか?
その答え、
とあるTVで歌舞伎俳優の市川猿之助さんがズバリとおっしゃっていました!
まず基礎である「型」を徹底的に仕込んでこそ「型破り」が活きてくるわけで、
「型」を知らないまま型と違うことをやることは「形無し」である
幼少期から歌舞伎の基礎を叩き込んだからこその猿之助さんの一言だからこそ、ものすごい説得力がありませんか。
やはりどの世界でも、軸となるセオリーは一緒なんだなあ、と思った一言でした。
実力がついて、信頼が伴って、初めてやりたい仕事ができるようになる。
自分で言うのもなんですが、私はその域におります。
そしてここでこうしてお仕事をマッチングさせていただくわけです。
実力が認められるようになって初めて「型を破る」こともできるようになるわけであり、
「型を破る」ためには型を知っていなければならない。
型を知らずして型を守らないという、それはすなわち、型の伴っていない「形無し」であり、それでは世間の信頼を得ることができない。。。
これ、私もそうですが、オファーをいただく企業様もを見極めるポイントも一緒です。
「型」があるかどうか。
「型破り」「破天荒」な人ほど、誰より義理や礼節を重んじる「超常識人」であるというカラクリ
別のエピソードとなりますが、型破りな芸風で一世を風靡した立川談志師匠、実は超を超える常識人であった、と弟子の立川談春師匠がある日の落語会で語られていました。
誰よりも落語の「基礎固め」を怠らず、正論や常識を理解されているからこそのあの芸風が生きる。死してもなお、愛され、その破天荒エピソードが語り継がれていくわけです。
この概念、「誰の、どの仕事を受けるか」ということを判別する材料にもなりえます。
「型破り」であるが、きちんと軸がぶれていない、基礎固めがちゃんとしている方とお仕事をしていく。
かねてからそういうの、憧れちゃっておりましたが、
猿之助さんのこの名言を聞くと、なおのことその思いが強くなってしまいます。
どの職業においても誰に後ろ立てになってもらうか、というのは非常に大事なわけでありますが、
常識や基礎が積み重なっていない「形無し」な人間であっても、ものすごい魅力的な一言で他人を惑わしている人、いっぱいいます。
そういう中身のない人の甘い言葉に騙されないようにするためにも、この猿之助さんの言葉を見直すことはとても大事だと思っています。
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